康煕字典 内府本


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○日本の漢字の活字字体の典拠とされている漢字字典『康煕字典』(こうきじてん)の「内府本」(ないふぼん)を全ページ収録しています。
○康煕字典の全収録文字をパソコン用の文字(GT書体フォント)で書き起こした「収録文字一覧」と「目次・部首一覧」が付属しています。
○これらの一覧、および巻ごとの目次からのページジャンプ機能が充実しています。

【内容紹介】
『康煕字典』は中国で作られた漢字の字書です。中国の「清」の時代に、四代皇帝康煕帝(1654生~1722没、1661年即位)の命により、張玉書、陳廷敬ら30人が約5年を掛けて編纂し、康煕55年(1716年)に完成しました。

康煕字典は、明治以来の漢字の活字字体の典拠であるという意味で、国語学的には極めて重要なものとされています。現在でも、日本の漢字のうちで常用漢字表に含まれないものは、基本的には康煕字典の字体を拠り所とするように、2000年12月の国語審議会などで答申されています。また、現在普及している多くの漢和辞典の部首分けや配列は、康煕字典の方式に基づいています。

康煕字典はそれ以前の『説文解字』(漢代)、『玉篇』(梁代)、『唐韻』(唐代)、『広韻』(宋代)、『集韻』(宋代)、『古今韻会挙要』(元代)、『洪武正韻』(明代)、『字彙』(明代)、『正字通』(明代)など、歴代の字書の集大成と言えるものです。

清の康煕帝の時代に内務府から刊行された康煕字典の初版は「内府本」または「武英殿本(殿版)」と呼ばれています。「内府本」は日本に数冊しか存在しないもので、原本を見ることは困難な、極めて貴重なものです。

「内府本」では、皇帝の名前と同じ漢字を書くのをはばかって字の一部を欠いた文字を用いる「欠画(闕画)」が見られるなど、のちに日本で翻刻された「安永本」とは異なる箇所も多く見られます。
オリジナルは木版によって印刷されており、全40巻から構成されています。親字として47,035字を収録し、漢字を214の部首に分け、画数順に配列する方式を採っています。

【収録内容】
・『康煕字典』解説
・目次・部首一覧
・内府本 収録文字一覧
・康煕字典 本文
(全3783ページ)

【ご案内】
・本書は、約300年前に作成された中国語による字典です。現代日本語による解説(4ページ)が含まれています。
・本アプリに収録されている内府本は、東京大学東洋文化研究所所蔵の清朝版『御製康煕字典』で、オリジナルの装丁のまま大変状態のよい貴重なものであり、各ページを解体してスキャンすることが困難であることから、綴じたままでスキャンされています。そのため、一部のページに傾きやゆがみが生じています。あらかじめご了承ください。
・本アプリの容量は、1Gバイト近くになります。App Storeからのダウンロードには時間がかかりますのでご留意ください。